今回は ヘッド のスピン系ラケット Extreme MP(エクストリーム エムピー)を試してみました。
黄色のカラーリングがきれいですね。透明なグロメットもすごくCoolです。
HEAD Extreme MP 2024 の特徴
Extremeシリーズと言えばHeadの中でもスピン系に位置づけられるラケットです。ライバルとしてはYonexのVCORE、BabolatのPure Aero、DunlopのSXなどが挙げられます。そんな激戦区にHeadが投入したのがこのExtremeです。
MPに関しては前作からはモールド(形状)は変わっておらず、AUXETIC 2.0(オーセチック 2.0)の搭載が一番の進化ポイントです。これがどのようにスピン性能や打球感に影響があるのか楽しみです。
こちらはメーカーさんによる紹介動画です。
要は、パワーのあるシャフトと大きなストリングの動き(スナップバック)によりパワーとスピンを両立させた。しかも、打球音や打球感にもこだわっているということのようです。
弾く感覚が強く、スピンは振った分だけ
実際に打ってみると、ボールが乗る感じはなく弾き感の強い感触でした。
なので、当て打だけでも飛んでくれ、追い込まれた状態からでも楽に返球できます。
スピンの方はというと、YonexのVCOREやDunlopのSXのように勝手にスピンがかかる感じはせず、縦振りした分だけ掛かるという感じ。
最近のスピンモデルはスピンに激振りした性能のものが多く、勝手にスピンが掛かります。
逆に言うと、勝手にスピンが掛かってしまいスピン過多でボールが浅くなってしまったりするのですが、Extremeはそのあたりは安心して打てます。
ですので、VCOREやSXを使っていて、ボールが浅くなって攻められてしまう方にはちょうど良いラケットだと思います。
ちなみに、VCOREやSXもレビューしていますので、勝手にスピンをかけてもらいたい方はこちらを読んでみてください。
レビュー動画
こちらはラフィノさんのレビュー動画です。
『ネットの仕方忘れました』だそうです。言ってみたい。
ただ、実際に打ってみると確かに弾道の高さは出るので、ストローク打っててもネットミスは少なかったように思います。
こちらはボレー編。
『合わせると返る』というのは本当にその通りで、やっぱりラケットにパワーがあるとボレーも楽ですね。
スピン量を自分でコントロールしたい人に最適!
Extreme MPは他メーカーのスピン系とは違い、勝手にスピンが掛かるわけではなく、自分が振った分だけスピンが掛かるラケットでした。
とてもパワフルなのでパワーはラケットに任せて、スピンをかけることに注力するというプレーがやりやすいと思います。
『勝手にスピンが掛かるラケットは苦手』、『自分でスピンをかける技術は持ってる、あとはパワーサポートが欲しい』、そんな方にお勧めのラケットです。