やっと バボラ ピュアアエロ 98 を試すことができました!
これまでずっとテニスショップの店頭にも在庫が無くて、試打ラケットもなかったのですが、ようやく借りることができました。
超楽しみです!
バボラ ピュアアエロ 98のスペック
スペック | 詳細 |
---|---|
フェイスサイズ | 98平方インチ |
長さ | 27インチ |
重量 | 305g(フレームのみ) |
バランス | 315mm |
フレーム厚 | 21.0 / 23.0 / 22.0 mm |
ストリングパターン | 16x20 |
フェイスサイズ、長さ、重さ、バランスは他社の98インチスペックとよく似てますね。
でも、ちょっと振ってみると、他のラケットにはない感覚におそわれます。
異次元の振りぬきやすさ!
まず軽く振ってみたのですが『なんなんだ!この振りぬきやすさは!!』
凄まじく振りぬきやすくて、スイングスピード2割増しな感じです。
ここまで振りぬきやすいラケットは初めてです。この振り抜きだけでめちゃくちゃ感動しました。
やっぱりあの独特なスロート形状のおかげなんでしょうか。いやー、すごい。
ラケットのパワーは十分!
実際に打ってみると、思ったよりもかなり柔らかい打球感。
ピュアアエロの最上位モデル(ラファオリジンは別として)なので、飛びは抑え目かと思ったのですが、意外によく飛びます。
どれくらい飛ぶのかというと、ちゃんとスピンをかけないと吹っ飛んでいくくらい。
球離れはちょっと早い感じでしょうか。打球感が柔らかいラケットって、大体球離れが遅いのですが、この ピュアアエロ 98 は球離れが早いのに柔らかいというちょっと独特な感じでした。
一応断っておきますが、これは僕の感覚の話であって、球離れの早さを計測とかしたわけではないので念のため。あくまで僕の感覚です。
スピンは確かによくかかる!でも自動ではない!
スピンは本当によくかかります。さすが最強スピンラケットなピュアアエロ98!
でも、勝手にスピンがかかるラケットというわけではありません。
最近は YONEX V CORE や DUNLOP SX のように勝手に自動的にスピンがかかるラケットもありますが、 ピュアアエロ 98 は勝手にスピンがかかるわけではなく、自分でスピンを掛けに行ったときによくかかるラケットです。
あの独特のスロート形状のおかげでバーチカル(縦方向)にスイングしやすく、上方向にとても振りぬきやすい。
つまり、上方向へのスイングがスムーズにできることで超スピンがかかるラケットということですね。
なので、ちゃんとスピンをかけようと思わなければそんなにスピンはかかりません。
スピンをかけるスイングができる人が超スピンを手に入れるためのラケットと言えるでしょう
まだ自力でスピンをかけるのが苦手な方はこのラケットではなく、YONEX V CORE や DUNLOP SX をおすすめします。
速いスイングスピードの方におすすめ
これは特にストロークについてなのですが、フレームにしっかりとパワーがあるのである程度のスイングスピードが必要になります。
逆じゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、パワーがあるがゆえに速いスピンぐスピードを必要とするラケットもあるんですよね。
この ピュアアエロ 98 もそのタイプのラケットに感じました。
フレームにパワーがあって球離れが速いので、ボールを潰して打てるくらいの速いスイングスピードじゃないとすっ飛んで行ったり、コントロールが悪くなったり、要は自分の意思をボールに伝えるのが難しく感じました。
僕のスイングだと、自分のパワーをボールに伝えきる前に飛んで行ってしまって、思ったほど勢いが出なかったり、逆に吹っ飛んで行ってしまったり、スピンが掛かりきらなかったり。
やっぱり、このラケットはスイングスピードが速く、ボールを潰して打てる上級者向けかなって思いました。
ボレーは最高に打ちやすい!
では、ストロークほどスイングしないボレーはどうでしょうか?
結論を言うと、とても打ちやすい!!!
もともとラケットにパワーがあるので当てるだけで充分飛んでいきますし、打球感が柔らかくボールが面に乗ってる感覚もあるのでとても打ちやすいです。
長さの調整もしやすく、本当に打ちやすい!
柔らかいのにパワーがあるというのはボレーにはとてもいいですね!最高です!
サーブもボールを潰せる人向け
フラットやフラット系スライスはちょっと打ちにくかった。
というのも、吹っ飛んで行ってしまうんです。
僕はサーブが苦手だからなのかもしれませんが、ストローク同様自分のスイングパワーを伝える前にボーンと飛んで行ってしまう感じ。
でも、ちゃんとインパクトできて十分なスイングパワーを伝えられたときはびっくりするようなサーブになりました。
やっぱりちゃんとボール潰せる人向け。
一方、薄く当てて回転を掛ける打ち方はかなりいい感じでした。いつも以上に回転が掛かって、スピードはそれほどでもないのにノータッチが取れたり、相手の体勢を崩せたり。
いわゆる回転過多なサーブなわけですが、これだけ回転が掛かっているとこれも立派な武器ですね。いつもはへなへななスピンサーブもキックしてましたし。
やっぱりエッジ方向へのスイングがしやすいこの形状が超回転を生み出しているのでしょう。
レビュー動画
こちらの動画もどうぞ
この動画の中で音について述べられていますが、確かに音が良かった!
音や打感が鈍いと、次の動きに影響があるのはなんとなく感じていましたが、やっぱりそういうものなのですね!
僕も上級者の感覚を一部持っていたらしい。
また、動画内では『フェイスは98だが、スイートエリアは105平方インチレベル』と言ってますがこれ本当にそうです。面の小ささは全く感じませんでした。すごいラケットだなぁ。
ある程度スイングスピードが速くて、更にスピンを掛けたい人には超おすすめです!