気になっている人も多いと思うProstaff V14！その中でも最も軽い97Lを使ってみました。
プロスタッフと言えばポケットフィーリングです。軽量ラケットの97Lでどれくらいポケットフィーリングを感じることができるのでしょうか。楽しみです。
プロスタッフ V14シリーズのスペック
今回のプロスタッフは97、X、97Lの3種類です。
ProStaff V14 97
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| フェイスサイズ | 97平方インチ |
| 長さ | 27インチ |
| 重量 | 315g（フレームのみ） |
| バランス | 310mm |
| フレーム厚 | 21.5mm |
| ストリングパターン | 16x19 |
ProStaff V14 X
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 長さ | 27インチ |
| 重量 | 315g（フレームのみ） |
| バランス | 310mm |
| フレーム厚 | 21.5mm |
| ストリングパターン | 16x19 |
ProStaff V14 97L
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| フェイスサイズ | 97平方インチ |
| 長さ | 27インチ |
| 重量 | 290g（フレームのみ） |
| バランス | 330mm |
| フレーム厚 | 23.0mm |
| ストリングパターン | 16x19 |
今回はRFモデルはありません。まぁ、あっても使いこなせそうにないので僕には関係ないです。
ポケットフィーリングとは？
ポケットフィーリングというのは、ボールが当たった一点だけがたわむような独特の打感のことをいいます。この感覚があるのはプロスタッフだけなんですよ。ほんと、この独特の感覚は病みつきになってプロスタッフ以外使えなくなります。
ただ、プロスタッフはかなりハードなラケットなので、泣く泣く別のラケットを選んでました。
もし、計量モデルの97Lでポケットフィーリングが感じることができれば最高ですね。
ポケットフィーリングにつてはこの動画でも紹介されてますので、ぜひ見てみてください。
余計なことはしない！思い通りの弾道で打てる！
使ってみてまず感動したのが、余計なことはまったくしないということ。
最近使ったV CORE 100はそのオートマチック感に感動しましたが、プロスタッフ 97L は全くの逆でV CORE 100やSX300がAT車なら、プロスタッフ97L はMT車という感じ。
ここ最近、オートマ感の強いラケット、例えばV CORE100やSX300のように勝手にスピンがかかって、勝手に弾道が上がって、勝手に落ちてくれるようなラケットの出来がほんといいです！なので、『AT最高！！！』と思っていたのですが、このプロスタッフ97Lを使ってみると、『やっぱりMT最高！！！』ってなりました。
勝手に弾道が上がることもなく、低いボールを打ちたいと思えば低く飛んでくれるし、スピンで山なりのボールを打ちたいと思えばその通りになってくれる。
フラットドライブもナチュラルスピンもグリグリスピンも全部思った通り！
さらに思いがけない暴発もないので、本当に使いやすい！！！
上で紹介した動画でも言っていた通り、余計なものを付けていない、ど真ん中ラケットでした。
さすがプロスタッフ！ポケットフィーリングも健在！
軽量モデルなのでほんとにポケットフィーリングあるのかなぁ？？？と不安でしたが、さすがです！気持ちいいポケットフィーリングも感じることができました。
とはいっても、すこし弱めでしたが。
プロスタッフ特有のインパクト中にコースを変えられる（と思える）ほどの、インパクトの部分だけが『ぐにょ』っとへこむような打感とまではいきませんでしたが、これは確かにプロスタッフっぽい！
打感はかなり硬めで、硬い打感の中に、芯でとらえたときの（ちょっと弱いながらも）ポケットフィーリング、そして、スライスを打ったときのフレームのしなり。どちらもめちゃくちゃ気持ちいいです。
ボレーはちょっと厳しめでした
ボレーは、、、正直ちょっとしんどかったです。プロスタッフ３機種の中ではフレーム厚もあり、一番パワーがあるわけなのですが、パワーがあるといってもプロスタッフの中ではという話なので、他の黄金スペックラケットと比べると全然アシスト感はありません。
しっかり構えて打てるときはいいのですが、そうじゃないときのガシャリは悲しくなってきます。僕がボレーが苦手だからということもありますが、もう少しアシスト感があったらなぁ。ボレー上手な方なら問題ないと思います。
サーブは最高！
サーブもパワーは抑えめ。なんですが、もともと僕は武器になるほどサーブは速くないので問題なし。
それよりも、とても回転がかけやすいのが気に入りました。飛びが抑え目なこともあって、思いっきり振っても入るし、振れば振るだけ回転がかかる印象。
最高に安心して振っていけます。久々に気持ちよくサーブを打てました。
スピンもいつもより跳ねてましたし、ちょっとキックもしてました。キックサーブは練習しては挫折しての繰り返しだったんですが、ラケット替えたら打てるんかい！！と心の中でガッツポーズ。まだまだキックが小さいのでこのラケットでもっと練習すればもっと逆跳ねさせることができるかも！
最高のラケット！
ボレーはちょっと難しかったですが、ストロークとサーブは最高！
ポケットフィーリングもフレームのしなりもいい感じ！
ということで、ほんと最高でした！
実は、次はV CORE 100やSX300のようなオートマ感の強いラケットを買おうと思っていたのですが、プロスタッフ97L が一気に購入候補No1に躍り出ました。
ただし、このラケットはプロスタッフなのか？と言われるとちょっと違うような気もします。プロスタッフっぽい別の何かという感じですかね。それは言い過ぎかもしれませんが、ど真ん中のプロスタッフではないということは断言できます。
やっぱりプロスタッフと名付けるなら、もう少しポケットフィーリングを再現してほしかったなぁと。さすがのWilsonでも、軽量、23mm厚でポケットフィーリングを再現するのは難しかったのかな。でも、軽量ラケットにもプロスタッフっぽい味付けができるようになったことが凄いです。
このラケットとならめちゃくちゃテニスが楽しくなりそうです。
レビュー動画
ぜひこちらもどうぞ。
97やXの315gはちょっと厳しそうですが、そのうちこれらも試してみたいです。
XのL版も出してくれないかなぁ。。。
97、Xのレビュー
こちらもあわせてどうぞ。味付けは違いますが、どちらも最高のラケットです！
