今回試打したのはHEADの GRAVITY MP です。
使用したのは2020年モデルですが、2021年モデルも中身は同じとのことなので、2021年モデルを購入しようと思っている方にも参考にしていただけると思います。
HEAD 10年ぶりの新シリーズとして登場したラケット、どんな感じなんでしょう。
まずはメーカーさんの説明動画から。
最高の弾道コントロール性
僕はしなるラケットが好きなので、どちらかというと GRAVITY には期待していなかったのですが、このラケットほんと凄かった!
最近使ってみた中では Wilson BLADE 100 がしなり感、飛び感ともに最高でしたが、GRAVITYは別の意味で最高でした。
しなりすぎず、飛びすぎない安心感と言いますか、とにかくラケットが余計なことをしすぎない印象です。
それによって、弾道のコントロールがしやすい!
『これくらい振ればこれくらい飛んでくれる、こんなスイングすれば、こんな弾道で飛んでくれる』そういう感覚と、実際のボールが高い精度で一致してくれます。
ラケット自体が余計なことをしすぎないので、ラケットに合わせてスイングを変えなくてもいい、それがこんなに楽だったとは!
こんな安心感のあるラケットは久々です。
パワーアシストもちょうどいい
ラケット形状からパワーアシストはあまりないのかなと思っていたのですが、当てるだけになってしまったときにはしっかりとサポートしてくれます。
『当てるだけになったときにはパーンと弾いてくれて、しっかりスイングしたときには食いついてくれる』という不思議な感覚でした。
なので、ボレーも打ちやすかった!
しっかりスイングしたときには鋭いボレーになり、追い込まれて当てるだけになってしまった場合にはラケットがボールを飛ばしてくれる。
ストロークだけじゃなく、ボレーも安心して打てました。いや、このラケットまじで最高です!
メーカーの説明通りのすごいラケット!
メーカー各社、次々と新しいテクノロジーを出してきて『今回のはここが凄い』という動画が公開されます。でもね、実際に打ってみると『なんか動画で言ってたことと違うなぁ』とか、『そんなに凄いか???』と思ってしまうこともしばしば。
でも、 GRAVITY MP はほんとに動画の説明通りのすごいラケットでした。ほんと動画で紹介されているラケットの特徴がが実際に打った感覚と完全に一致してます。
特に、
『気持ちよく叩いてもらった時にどれぐらいラケットの挙動が抑えられて 打ちたいボールに近づいてくれるのかを分かっていただければありがたい』
『振らなくても意外に広い範囲でカバーしてくれる』
というのは本当にその通りでした。
コントロール性を重視する方には本当に使いやすいラケットだと思います。
2021年モデルもあえて中身は変えないというのも納得です。
更に、今なら2020年モデルがめちゃくちゃ安くなっていますね!2021年モデルは中身は2020年モデルと同じなので、めっちゃお買い得だと思います!