最近飛びを抑えたラケットがいい感じですので、以前にレビューしたHEAD Gravity MPの上位モデルGravity TOUR(グラビティーツアー)を試してみました。
このラケットもすごく使いやすく、特にストロークが最高でした!
Gravity 2023モデルの特徴
まずはメーカーさんの紹介動画をどうぞ
特徴としては何といってもAUXETIC(オーセチック)です。
ヨークにオーセチックを搭載することにより、真ん中と横にずれたときのフィーリングの差を抑えることにより、よりパワーアップしているそうです。
こちらはTENNITubeの動画です。
こちらの動画をみると、どうやらオーセチック搭載によりスイートエリアが広がり、ちょっとずれたところでも同じ感覚で打ち返せるようです。これはプレーの安定につながる重要なポイントですね。
Gravity TOURのパワー感
Gravity TOURのCPIは300とGravity MPの1段階、前回試打したPRESTIGE MP Lの2段階コントロール寄りです。
CPIというのは、Control-Power Indexの略で、値が大きいほどパワーがあり、小さいほどコントロール性が良いという指標です。
ストロークはパワー感充分!
最初はCPI 300なので全然飛ばないラケットなのかと思っていましたが、実際に打ってみると全然そんなことはありませんでした。
本当によく飛びます。ある程度スイングができる方なら、MPと同じパワー感で使えると思います。
ただし、射出角度は低めで、いつも通りにスイングするとネット直撃を量産してしまいました。そこで、押し出す感触を少し強くするときっちりネットを超えるようになってくれました。
そういう点では『MPよりもパワー感が低い』と言えなくもないですが、ちゃんとスイングすれば十分なパワーアシストで本当にすごいボールが飛んでいきます。
特にラケットの上の方を使った場合が最高です。がっつりとボールが面に乗り、すごい勢いでボールが飛んでいきます。
逆に真ん中や下側に当たった場合は、ちょっとボールが暴れる感じがしました。
Gravityはもともとラケットの上の方を使うスイングに適した作りになっていますので、それがそのまま打球に表れているという感じです。
ボレーは押し出すスイングが必要
ストロークではパワー不足は全く感じませんでしたが、ボレーはちょっと違います。
いつもと同じ感覚でボレーすると全ボール ガシャったので、いつもよりも前に押し出すようにスイングすると鋭いボレーが打てるようになりました。
ちゃんとスイングすればいいボールが行きますが、スイングしないと残念なボレーになります。これがCPI 300なのか。。。
サーブはとても打ちやすく回転もかかる
目が細かいのでコントロール性はいいのは想像通りでしたが、想像以上に回転が掛かっていたのが驚きでした。
『ちょっとふかしちゃったかな・・・』と思うようなスピンサーブでもちゃんとサービスボックスに収まり、いつもよりも跳ねてくれました。
相手もびっくりしていましたが、それ以上にこっちがびっくりです。
目の細かいラケットは回転を掛けにくいイメージがありましたが、Gravity TOUR はそんなことありません。フレームの柔らかさや面形状のおかげでしょうか。
とても安心してサーブを打てるラケットだと思います。
レビュー動画
こちらはラフィノのレビュー動画です。
『満振りしても大丈夫な安心感がある』というコメントがありましたが、本当にその通りで、安心してフルスイングできます。
こちらはボレー編
『飛んでも抜ける感じはない』そうです。僕はボレーがちょっと辛かったですが、コーチクラスの方にはいい感じのようですね。
安心してシバけるコントロール系ラケット!
このラケットは本当に安心してフルスイングできます。
しかもコントロール性もよくて本当に使いやすいので、ある程度スイングできる方には本当におすすめです。