今日ご紹介するのは、『眼』についてのとても面白い本です。
テニスは眼で観てボールを打つスポーツですので、眼とその使い方はとても重要です。
視力以上にスポーツ上達に必要な眼の機能
眼というと、視力が真っ先に思い浮かぶと思います。
この本では視力以上に両目のバランスが重要と言っています。
例として、上下斜視のプロゴルファーの話が書かれています。
そのまえに、ちょっと実験です。
まず、顔の前に指を立ててよく見てください。 次に右眼だけで見てください。 最後に左眼だけで見てください。
- 両眼で見た時と近かったのは、右眼だけで見た時ですか?左眼だけの時ですか?
- 右眼だけの時と左眼だけの時でどれくらいずれて見えましたか?
- では利き目が分かるそうです。
- では視覚のずれが分かるそうです。
上下斜視というのは、上下方向に視線がずれている状態です。先ほどのプロゴルファーは、上下斜視の影響で身体感覚と視覚にズレが生じ、カップの位置を正確に把握する事が出来なくなっていたそうです。
つまり、集中すればするほどカップを外れる。。。
こんなのが続くと、、、そうです、イップスの出来上がりです。
集中すればするほど失敗するので、どうしたら良いのか分からなくなりますよね。
しかも、テニスはボールが動いていますし、上達が遅いのは眼のせいっていうこともあるのかもしれません。
興味ある方は視覚情報センターへ!
この本を読んだ後、著者である田村知則さんの視覚情報センターに行って、両目のバランスのずれを矯正するメガネを作ってもらいました。
そのうち、テニス用のメガネも作ってもらおうと思います。
他にも、眼のバランスを良くする為のトレーニングなんかも教えてもらいました。
視覚情報センターは大阪の江坂にありますので、興味のある方は行ってみて下さい。
自分の『眼』が分かれば、テニスが劇的に上達するかもしれません。
この本はほんとにとても面白い本です。著者の田村知則さん曰く、『ちょっと面白く書きすぎちゃったかな』なんだそうです。