ラケットの貸し借りってたまにしますよね。そんなとき僕のラケットを貸すと、決まって言われることがあります。
なにこのグリップ!太っ!!!
グリップテープ3枚巻き!
まぁ、ほぼ確実に驚かれます(笑)
かといって、僕の手が大きいわけではありません。僕の手は男性にしては小さい、というかすごく小さくてラケットを買う際にはグリップ2を薦められます。
それがどうして「太っ!」って驚かれるのかというと、グリップテープを3枚(ときには5枚とか)巻くから。
全てはショットのパワーアップのため!
ふつうに考えたら3枚とかありえませんよね。更に5枚なんてねぇ。
なぜそんなに巻くのかというと、なぜグリップが太いほうがパワーショットが打てるのか?
では、なぜグリップが太いほうがパワーショットが打てるんでしょうか? それは、力を入れなくてもグリップを握れるから。 パワーショットを打つには、脱力が一番重要です。 例えば、フェデラーを思い浮かべてみてください。全く余計な力が入ってませんよね。 細いグリップだと、ぎゅっと握ってしまってこの状態が作れないんです。でも、太ければふわっと握ってもちゃんとラケットを保持できますよね。 これは僕だけかと思ってたんですが、SOHOストリンガーさんも同じようなことを書いておられました。 僕は感覚的に極太グリップに行き着いたわけですが、僕の感覚は間違ってなかったみたいです。うれしいですね。 でも5枚巻きはおすすめしません。なぜかというと、 5枚も巻くと、グリップの形が分からなくなります。 グリップがまん丸になっちゃうんですよ。 これは盲点でした。 ストロークは問題ないのですが、ボレーとかグリップチェンジが必要な場面でちょっと感覚が狂ってしまいます。 グリップチェンジをするとき、グリップの角とか握った感じで面の向きを感じ取っているんですが、まん丸グリップだとどこに角があるか分からなくなって面が若干狂ってしまうんですね。 ということで、理想は今よりも1~2太いグリップのラケットを買うことです。 と言っても、日本ではグリップサイズ3までしか売ってないんですよね。 それに、グリップサイズを上げるためだけに新しいラケットを買うのもねぇ。 そんなときはラケットのチューニングです! ショップによってはグリップの形を崩さずに好みのサイズに調整してくれるところもあります。 自分でやるならこれがおすすめです。 商品ページより引用 グリップを太くするだけでショットがパワーアップするなら、こんなに簡単なことはないですね。 もちろん、細いグリップが好きな方もいると思います。例えば、サーブ&ボレーヤーなんかはその傾向があるように思います。 でも、ものは試し!まずはグリップテープをいつもより1枚多く巻いてみてはどうでしょうか? だめならはがせばいいだけですしね。 それで効果を感じられたらグリップのチューニング! 極太グリップおすすめです!握力が強く入りやすいグリップは細めのグリップですので、力を入れやすいことを基準にグリップサイズを選考すると、テニスの上達にとってとんだ落とし穴になりますのでご注意ください。以前は落とし穴に落ちていた私は、グリップサイズ=2を使用していましたが、とんだ間違いだということに気づき、現在は 4グリップ(日本で販売されている最大サイズ)の上に巻き替え用グリップを1枚巻き、その上にオーバーグリップテープを1~2巻きし、グリップサイズ≒9 でちょうど良いと感じています。グリップサイズ=9 というと「エー!」と驚く人が多いですが、この9というのは4+9/8 のことですので、整数に直すと8*4+9=41です。グリップサイズ=3は、8*4+3=35 です。35と41の差ですので、驚くような差ではありません。
私が今試しにグリップサイズ=2 でボールを打とうとすると、その力の入り方から、手首を怪我しそうな感覚を覚えます。
巻きすぎにご注意!
理想のグリップサイズとは?
グリップサイズを1/2グリップ太く調整できます
【ご使用方法】
リプレイスメントグリップをはずし、筒状のシートをグリップに通します。
この時に上にも下にも余裕があるようにしてください。
セットしたらドライヤーで温めるとシートが縮むのですが、非常に根気がいります。
そこで私は熱湯をお勧めします
アツアツの熱湯をかけると一瞬でシートが縮み仕上がりも非常にきれいです。
余った部分をフレームが傷つかないようにカッターで切り、リプレイスメントグリップを巻き直せば出来上がりです。
極太グリップのススメ