以前、こちらでストレッチをすると身体が硬くなるという話をしました。
なので、僕はテニス前にもほとんどストレッチはしませんでした。が、、、凄いメソッドに出会ってしまいました。
それが『骨ストレッチ』です。
骨ストレッチを知ったのは、知り合いの方が絶賛されているのを聞いたのがきっかけです。あまりに絶賛されていたので、どんなものなんだろうと思って本を買ってみました。
実は、この本を読んで実践してみても、効果があまり分かりませんでした。。。そうこうしているうち、その知り合いの方から、骨ストレッチを考案された松村卓先生に直接指導して頂ける機会があるとの案内が!そりゃもう、即申込みです。
骨ストレッチ凄すぎる!
受講してみたらすごい!!!
通常のストレッチは筋肉を伸ばすものです。伸ばすことの弊害は、上で紹介した記事の通り。
そして、骨ストレッチは、身体を緩めるものです。
身体が緩むということは、力を出したい時に瞬時に出せると言うこと!これが重要です!!!
講習会では通常のストレッチ後と骨ストレッチ後で腕を回して動きがどう変わるかをテストしました。通常のストレッチをしてから身体を動かすと、明らかに身体の動きが悪くなったり、可動域が狭くなったりしました。そして、骨ストレッチ後に身体を動かすと、明らかに身体がよく動くようになり、関節の可動域も広がってる!
しかも、骨ストレッチをした後は腕が軽い!腕がぶわぁんぶわぁん回ります。しかも、腕を回すスピードもすごく速くなってる!!!
骨ストレッチの根本的な考え方は、『身体の末端の動きを抑制し、体幹を動かすことで、筋肉を緩める』というものの様です。
これを聞いた時、『あれっ!?どっかで聞いた事ある・・・』と思いました。実は、以前に身体技法の研究家である甲野善紀さんの講習会を受けたことがあります。
その講習会の中で甲野善紀さんが
『器用で出しゃばりな身体の末端を使えない状態にすることで、体幹が使えるようになる。それにより、大きなパワーやスピードが出せる様になる』
という様な事をおっしゃってました。
講習会が終わった後で知ったんですが、松村卓先生は甲野善紀さんとお知り合いだった様です。すごい人って、すごい人に繋がってるんですね。
講習が終わってからも家で毎日骨ストレッチをしています。骨ストレッチは鏡の前でやるのがおすすめです。
やる前とやった後では、肩の位置が変わってるのが分かります。骨ストレッチすると、肩が下がるんですよ。ほんとに。それだけ、無駄な力が入ってたってことですね。
そういえば、甲野善紀さんが面白いこと言ってたの思い出しました。甲野善紀さんの講習会で質疑応答があって、小学校だったか、中学校の先生が『子供の中に、すぐにイーっとなる子がいる。その様な子がイーっとならない様にするためにはどうすればいいか?』という質問をされていました。
それに対して、甲野善紀さんは、『まず、肩を下げさせてあげなさい。肩が上がっていると精神が落ち着かない、肩が落ちると落ち着くようになる』と回答されていました。
ということは、骨ストレッチすれば精神的にも強くなれるってこと!?緊張しそうな場面で骨ストレッチするといいかもしれませんね。
また、肩が上がらなくなった様な人でも、骨ストレッチをすると上がる様になるそうです。テニスエルボーや膝の痛みにも良さそう。
それに、これが一番大事なんだと思いますが、骨ストレッチをすると身体の違和感が薄らいできて、すごく心地よく身体を動かせる様になります。
ほんとに、すごいメソッドなのでぜひ試してみてください。
そうそう、最近、こんなのも出ました。
松村卓先生から聞いたんですが、この本は出版社から言われてダイエットということにしたらしいです。なので、中身はダイエットだけじゃなく、身体のコンディションを整えたり、スポーツにも使える秘技が詰まってるそうです。
もちろん僕も買いました。ケガの元になるストレッチなんかやめて、瞬時に動ける身体を作る『骨ストレッチ』を試してみませんか?